富山大学 形成再建外科・美容外科 大学院

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授業概要 2021年度

リアルタイム・アドバイス

対面授業を基本としますが、リモート授業で行う場合もあります。あらかじめ医局に連絡して、講義の日時と場所を確認してください。講義前に予定された授業内容について一読してから受講してください。

授業のねらいとカリキュラム上
の位置付け(一般学修目標)

形成再建外科・美容外科とは? この科が対象とする疾患を学び、治療により形態と機能を修復し、最終的には患者さんの術後QOLが改善することを理解してもらいます。最終的には疾患の病態解明や、検査、診断、および治療法の改良、開発につながる研究が派生することを期待しています。

教育目標

形成再建外科・美容外科の対象疾患に関する診察、検査、診断、治療の方法を体系的に学び、理解を深めます。

達成目標

  1. 形成再建外科・美容外科の対象となる疾患を把握し、形態と機能改善のために必要な治療法について理解してください。
  2. 外科治療のために必要な局所解剖を部位毎に理解してください。
  3. 創傷治癒のメカニズムを理解する。治癒を阻害する要因について理解してください。
  4. 形成外科の基本手技を理解する。植皮術と皮弁の違い、適応、利点・欠点を理解してください。
  5. 悪性腫瘍の病態、診断、治療(切除、薬物療法、放射線治療など)と、必要な再建方法について理解してください。
  6. 皮弁、筋皮弁の血管解剖と循環について理解してください。
  7. 再生医療、美容外科、性同一性障害の実際について理解を深めてください。


授業計画(授業の形式、スケジュール等)

60分間の講義形式で行います。手術のスライド、ビデオを提示しながら講義と、Q&Aを行います。講義内容をまとめたプリントも資料として渡します。

第1回 創傷治癒の理論と創傷管理
第2回 ケロイドと肥厚性瘢痕
第3回 形成外科の基本手技1(皮膚切開、皮下剥離、縫合法、結紮法)
第4回 形成外科の基本手技2(植皮術)
第5回 形成外科の基本手技3(皮弁、筋皮弁、複合組織移植)
第6回 形成外科の基本手技4(マイクロサージャリー、血管吻合、神経縫合)
第7回 先天異常
第8回 良性腫瘍と悪性腫瘍
第9回 乳房再建
第10回 頭頸部再建、リンパ浮腫
第11回 褥瘡、難治性潰瘍
第12回 再生医療
第13回 性同一性障害の外科治療
第14回 抗加齢(アンチエイジング)美容医療、レーザー治療、美容外科
第15回 総括


授業時間外学修(事前・事後学修

講義の最後に、次回のテーマを指定しますので、あらかじめプリント、参考図書、テキストなどを一読してから受講してください。

キーワード

形成外科、再建外科、美容外科、マイクロサージャリー、再生医療、頭蓋顎顔面外科、先天異常、顔面外傷、熱傷、ケロイドと肥厚性瘢痕、良性腫瘍と悪性腫瘍、乳房再建、リンパ浮腫、顔面神経麻痺、手外科、性別適合手術、眼瞼下垂、抗加齢(アンチエイジング)医療、レーザー治療、褥瘡・難治性潰瘍、チーム医療、Robotic Microsurgery

履修上の注意

事前に医局に連絡して講義の日時と、場所を確認してください。

教科書・参考書等

標準形成外科学 第7版(医学書院)
TEXT形成外科学 改定第3版(南山堂)
実践!よくわかる縫合の基本講座PEPARS(全日本病院出版会)
形成外科の基本手技1(克誠堂)
形成外科の基本手技2(克誠堂)

成績評価の方法

受講者の積極的な姿勢を重視します。講義後のテスト(記述式、口頭試問)、レポートを合わせて総合評価を行います。

関連科目

消化器外科、乳腺外科、小児外科、口腔外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、泌尿器科、心臓血管外科・小児循環器外科、小児科、産婦人科、皮膚科、眼科、リハビリテーション科、救急科、その他

リンク先ホームページアドレス: 富山大学附属病院|形成再建外科・美容外科

 

連絡先

形成再建外科・美容外科 医局
電話 076-434-2281  内線 7460
メールは、下記ページのメールフォームからお送りください。
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