漏斗胸をはじめとする先天性の胸郭変形に対して、手術(内視鏡を用いて金属製のバーを挿入することで胸壁変形を修正するNuss法で、低侵襲で小さな傷跡で手術することができます)を主に行っています。就学前の小さなお子さんには非観血的治療である陰圧吸引治療器(バキュームベル等)を使用していただき、経過観察をしています。
大腿部や殿部を採取部とした穿通枝皮弁を用いた自家組織再建や、脂肪移植(培養脂肪幹細胞を付加する方法も可能)により温かくやわらかく自然な大きさと形態の乳房再建を行います。採取部についても目立つ傷跡や機能障害を残さない再建を心掛けています。
顔面、四肢、体幹の先天性もしくは後天性(外傷や腫瘍切除後)の組織欠損に対して、顕微鏡下に数ミリの血管や神経をつなぎ、皮膚、皮下脂肪、筋肉、骨などの組織移植を行って再建し、本来の形態と機能の復元を行います。
当院の脳神経外科に協力して、先天性の頭蓋学顔面の先天性異常に対する頭蓋、顎顔面の骨切り、骨延長術、創閉鎖術を行っています。
手足の多合指(趾)症などに対して、指(趾)間形成術、植皮術、骨切り術などにより、手足(指趾)の形態と機能回復を目指します。
まず紙テープ、ステロイド含有テープ、スポンジ、シリコン・ジェルシートなどによる瘢痕やケロイドに対する減張、圧迫療法、ステロイドの局所注入療法、トラニラスト内服をはじめとした保存治療を行います。適応のある患者さんには手術(瘢痕形成術、皮弁、植皮術)、放射線照射を行います。
当科では北陸地方で唯一、次世代レーザーのピコレーザーを導入しています。自費診療をメインに行っております。お悩みの患者さんはご相談ください。